ステップ1 指定ラボにて画像データを抽出
① 指定ラボにて、原画(肉筆画など)からジークレーのデジタルデータを抽出します。
※デジタルデータを作るための原画は、搬出・搬入が可能な場合、指定ラボへの持ち込み、郵送、宅配が可能です。搬出・搬入が難しい大型作品などでも、高品位デジタルデータ入力のノウハウをもった撮影スタッフが出向いて作業をいたします。
ステップ2 カラー調整と色校正
① 作品からデジタルデータを抽出すると、指定ラボのプリンティングオペレーターが、作家の作画意図を読み取りながら、プリンティングするファイン用紙の特性を踏まえつつ、カラー調整を行います。
※カラー調整の考え方には次の二つがあります。①原画をベースにその色味にあくまで忠実に再現する、②ファイン用紙やインクなどの特性を活かし、あえてアレンジしたカラーリングにしていく。この2つの考え方に共通するのは、作家とプリンティングオペレータが一体となって、ジークレープリンティングのノウハウを駆使していくことにあります。
② プリンティングするジークレーペーパーを選んだ上で、試作プリントをし、プリンティングオペレーターと作家の両者が色味の確認(色校正)をします。補正が必要な場合には色調整(カラーマネジメント)の段階までさかのぼって色味を再調整をします。
※原画の色味とプリンティング後の色味は完全には一致しません。インクやファイン用紙の特性を考慮し、全体のバランスを見て最終プリンティングのデータ補正を完了します。色校正は1度で終わることもあれば、必要により複数回の補正を繰り返すこともあります。
③ ジークレー用の最終データは、作家と指定ラボとの契約により「ジークレープリンティングデータ」として指定ラボにて保管されます。
ステップ3 指定ラボでの本摺りと当協会作品証明の発行
① ジークレーの本摺りは作家の指示により指定ラボにてなされ、指定ラボと連携して当協会が管理番号を付与するとともに作品証明を発行いたします。
② 作家は必要により作家はジークレーにサインおよび肉筆(一部線描や着色など)を入れ一枚もののジークレーを完成させます。
③ なお、ジークレーの販売は作家本人、あるいは指定ラボが契約に基づき行っていくことになります。